人質司法に風穴を

日本の刑事手続きは中世なみ。といわれることがあります。

勾留(否認すると20日間に及ぶことが多い)して、被疑者が素直に認めるまでは家に帰さない。

家族にも会わせず、密室で取り調べを続ける。

やっていない人でも、長期間閉じ込められ、自白を迫られれば、

やりました、と言ってしまいます。

実際に、そのようなケースも発生しています。

そうならないためには、まず、勾留という長期間の身体拘束を避けなくてはなりません。

勾留が却下されるケースはまれなのですが、

この度、私の担当した被疑者について、勾留請求が却下されました。

ご本人が頑張られたおかげです。

これからも在宅での取り調べが続きますので、手放しで喜ぶわけにはいきませんが、

とりあえずホッとしますね。